2020年6月
県土を守るには適正な利潤が不可欠
北総支部が管内3事務所と意見交換
本協会の北総支部は6月26日、管内の県土整備部の出先事務所(成田土木、印旛土木、北千葉道路建設)との意見交換会を開催した。当日は、県からの情報提供として、今年度の発注見通し(第2四半期以降)やコロナ禍における熱中症対策などを説明。その後の意見交換会では、北総支部から、印旛土木事務所、成田土木事務所、北千葉道路建設事務所の3事務所に対し、入札から契約、その後の着工~竣工までを円滑・適正に進めるため、ワンデーレスポンスや設計変更、設計図書と現場のかい離、入札制度の改善など、31項目の意見・要望等を上げた。萩原支部長は「普段の仕事で適正な利潤が上がらないと、県土の安全・安心を確保することも難しくなる」と現状を改善するよう指摘した。
東葛地区官民合同の水防研修会開催
コロナ禍でも連携は「密」に
本協会東葛支部と県土整備部の出先機関による「令和2年度東葛飾地区合同水防に関する研修会」が6月22日、柳原排水機場(市川市)で開催された。
例年であれば、梅雨入り後の出水期に備え、同排水機場に100人近くが集まり、水防訓練(土のう作り、改良積土のう工)を実施するが、今年度は新型コロナウイルスの感染予防対策として参加者を限定。水防活動の情報共有を目的とした研修会に変更した。
参加したのは、本協会東葛支部の会員8名と、県関係者(東葛飾土木事務所、柏土木事務所、流山区画整理事務所、柏区画整理事務所、手賀沼下水道事務所、東葛飾地域振興事務所)18名の計26人。座席の間隔を十分に取りながらも、▽昨年の台風被害を踏まえた今後の対応▽東葛管内の水防配備体制▽河川水位監視体制とパトロールの効率化―について情報を共有し、災害に備えて連携を「密」にすることを再確認した。
大雨に備え、官民合同の水防訓練
山武支部、八日市場支部が土木事務所と意見交換
足立議員と関ブロ会長がWEB会議
コロナ対策と公共事業費は別で
足立敏之参議院議員と関東甲信越各都県建設業協会とのWEB会議形式による意見交換会が6月10日に開催され、本協会からは髙橋順一副会長が出席した。各県からは、新型コロナウイルスの影響について報告があったほか、官民のテレワーク体制整備の必要性、国土強靭化などの公共投資の必要性、今後の民間建設投資減退への懸念などについて、活発な意見が出ていた。本協会からは、4月7日の国の緊急事態宣言が発令後の取り組みとして、▽感染者発生報告の義務付け(4/8付)▽感染症への対応をまとめたリーフレットの配布(4/10付)▽マスク・消毒液の配布(適宜)▽定時総会・理事会等の各種会議の書面表決による開催―などの対策を実施したことを報告。また、緊急事態宣言発令から2週間後の4月21から23日の間に、全会員企業(500社)に対して、新型コロナウイルスに関するアンケート調査を実施したことも説明し、その結果をもとに「感染防止対策」「現場における問題点等」「発注者間との問題点・改善点等」「今後の見通し」-について意見を述べた。