2023年10月
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関東甲信越地方ブロック会議が開催されました
2023-10-10
担い手確保に向けた適正な価格設定等について要望しました
本協会の上部団体である全国建設業協会(奥村太加典会長)と国土交通省及び各地方整備局との「ブロック会議」が令和5年10月4日(水曜日)、東京都千代田区の経団連会館で行われました。
当日は1都9県から各協会の幹部が集まり、当協会からは、髙橋順一会長、石井良典副会長、内山弘道副会長、船越博文副会長及び相澤忠利専務理事が出席し、千葉県からは「担い手確保に向けた適正な価格設定について」国交省に直接要望しました。
本県からは、近年の労務単価の上昇が担い手確保に結びついていなく、地方建設業者は担い手確保について先の見えない状況が続いており、それを受け国交省も事前見積もりを採用するなどの不調対策を行っているが、引き続き労務、設計単価の見直し、適切な工事価格で不調対策及び担い手確保に向けた真に適正な価格で工事を受注可能とするような制度等の拡充を強く要望しました。
これに対し、国交省からは時代に沿ったやり方を採用し、引き続き調査を行うと同時に、対象を広げて拡充をしていくこと、労務単価等の反映が行われていない場合は業側から強く申し出てほしいとの回答があり、喫緊の課題である担い手確保とそれに合わせた形の価格設定について問題意識と解決に向けた意識が共有されていることが改めて認識されました。
また、建設業に携わる人口が年々減っていることから、建設業に就職する人間を増やすため、他産業と比べて建設業のもつ魅力を訴求できるような制度の構築などについても提案を行いました。
このほかにも、2024年4月からの時間外労働時間の上限規制、若者や女性から職業として選択される地域建設業としての課題、災害応急活動での事故への救済措置など、各県協会からの提案に対し、国が直接やり取りをするなど貴重な機会となりました。